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This page's last update: Aug/03/2014

阿蘇たにびと博物館は、阿蘇とアジアを楽しむエコミュージアムです。
Aso Tanibito Ecomusee is an ecomuseum in Japan to explore Mt.Aso area and Asia, founded in 1997.

活動紹介
阿蘇さるくツアー  阿蘇たにびと博物館は「阿蘇とアジア」をテーマに広く調査研究し、分かりやすく楽しく伝え、そして未来を考えていく生きた博物館です。

 博物館ではありますが、ハコモノ(建物内)にこだわらず、広い阿蘇地域全体を博物館として活動しています (こうしたスタイルの博物館は世界では「エコミュゼ」や「エコミュージアム」と呼ばれています)。ただし日本で よくみられるような名前だけのエコミュージアムではなく、きちんと日本の博物館法や国際博物館会議の博物館 定義に則り、「調査研究」「収集保存」「普及教育」3つの仕事すべてをこなしています。 また、国家資格を持った学芸員も常駐しています(学芸員がいなければ博物館に なりません。教員のいない学校がないのと同じです)。

 3事業のうち、特に皆さんの目に直接触れる普及教育事業については、毎日特定のフィールドを案内 する常設展(=阿蘇さるく)、特定のテーマを立てて展示する企画展 (屋内展示含む)、そして阿蘇に生きる谷人さんを直接展示・紹介する特別展(=谷人ツーリズム)の 3つを行なっています。このほか博物館友の会(=谷人友の会)やその月例会(=阿蘇をさるく会)、年報および会誌(=『谷人』)の発行など、 さまざまな博物館活動に努めています。また、阿蘇や博物館を研究する学生たちの支援、 博物館実習生の受入れなども行なっています(民間や公立の博物館でもここまできちんとやっている所は少ないと思います)。

 この博物館が目指す所はこうです:博物館が、阿蘇に生きる人びとの暮らしやその結果として維持されている 生態系を研究してアプリシエートする →阿蘇の人びとや自然に対する理解が深まり阿蘇への支援が広がる →阿蘇の人びとが 元気になりまた仕事を頑張る →結果としてまた自然が保全される →それを求めてまた観光客が来る →博物館がまたつないで アプリシエートする… という循環と持続可能な社会をつくることです。阿蘇への来訪者・阿蘇の住民・阿蘇の環境の3つの 社会問題(心身の健康・生活・環境保全)を同時に解決することを目指しています。

 もう1つ、阿蘇のことをやる地域博物館なのになぜテーマがアジアなのか?と思われるかもしれません。当館も1997年の設立 から「草原と人間」をテーマに活動を進めてきました。活動を進めながら、阿蘇の自然や文化がアジアのそれらと密接にかかわり、 かつ面白いことが分かってきたため、2009年より「阿蘇とアジア」にテーマを広げたのです。これは阿蘇の人たちにも 世界に目を向けて欲しいという願いも込めています。阿蘇を知ることでアジアを知る、知ることで阿蘇に生きることを 楽しめればと思っています。

 運営と財政ですが、当館は行政ではなく民営立で運営されています(梶原博物事務所に より運営。「阿蘇たにびと博物館」は屋号であり、事務所が理想とする博物館像の実践モデルです)。日本では博物館というと 公営というイメージがありますが、阿蘇は広くて複数の市町村に分かれていますから、市町村立では全域を扱えません。それに 残念ながらこれからの文化行政は予算的にも益々厳しく、健全な博物館運営を期待するのは難しいと思われます。 「博物館行き」でない、ちゃんと地域にも役に立つ博物館を、行政が作るまで待つのでなく、まずは自分たちでやるという 意志で仕事しています。どうかご理解とご支援を頂けましたら幸甚です。また、そのような博物館運営について話を聞いて みたいというかたはお問合せ下さい。大学での博物館関連講座も講義できます。

もう少し詳しい当館の紹介はこちらにまとめておきましたので、ご関心のあるかたはどうぞ。

学芸員紹介
 学校の教員に英語や理科といった専門があるように、博物館の学芸員にも専門があります。自然科学では 地学・植物学・動物学、人文科学では考古学・歴史学・民俗学あたりが 主要科目であり、これらを総合するといわゆる博物学とか博物誌と呼ばれるものに近くなります。 それぞれの学問の関わりは、まず目の前の生きている人びとの暮らしが民俗学、その前の人びとの暮らしが歴史学、そのもっと前の暮らしが考古学で あり、また同じ遺跡を見ていてもその地質構造に関心がいけば地学であり、その上に植物たちの暮らしがあり(植物学)、その上に 動物たちの暮らしがあり(動物学)、そして人間たちの暮らし(民俗学)とまた還ってきます。 それぞれは互いに関連しており、そのすべてをダイナミックに描き出せるのが博物館の何よりの魅力です。
 大きな博物館ですとこれらの専門分野はそれぞれの学芸員が分担することになりますが(欧米の博物館ではさらにそれらを分かり やすく伝えてくれる教員まで別にいます。日本では教員(エデュケータ)どころか 学芸員(キュレータ)すらいないのが現状・・)、当館のような小さな博物館では1人がいくつもの専門を担当することになります。 しかしそれは余程の博物学者でなければ不可能ですので、他の分野は阿蘇在野の研究者たちに 「客員学芸員」をお願いしています。なお当館の名誉館長は、勝手に阿蘇在野(文字通り)のあか牛たちにお願いしました。 とてもお忙しいかたで、なかなか例会などにも参加して頂けませんが、たまに誰かが連れて来たりすると「早速喰おう!」と 大人気です(笑)

名誉館長 The honorary Head
名誉館長 あか牛(偶蹄目ウシ科、家畜)  "akaushi ", cattle
阿蘇の原野にいっぱいユルされて(阿蘇語で「放牧されて」)いる。阿蘇の牛は白黒ではなく 肉牛用の珍しい褐毛和牛(褐色なので「赤牛」ではなく「あか牛」と表記する)。古来より阿蘇で飼養されていたが、明治14年頃から外国種の種雄牛を交配して改良される。 原野で自然の草を食べて育っているため極めて健康、美味。しかし健康かつその体質ゆえ余分なサシ(脂肪分)が入りにくく 霜降りとならないので、この国の食肉業界では不当にランクが低い(実際の味は口の中で溶けるように柔らかく超美味)。 いうまでもなく、この阿蘇の草原を守る主役であり、我々もときどきご馳走になっている。

館長 Manager
梶原 宏之(阿蘇たにびと博物館館長・学芸員) Hiroyuki KAJIHARA 
 昭和43年生まれ。東京都立荻窪高校卒、熊本大学文学部地域科学科卒、 筑波大学大学院環境科学研究科修了、九州大学大学院芸術工学府博士後期課程在籍。 久光製薬中冨記念くすり博物館、熊本県庁文化企画課県立博物館プロジェクト班などを経て独立。 西南学院大学、北九州市立大学、熊本大学、熊本学園大学非常勤講師。専門は民俗学/文化人類学、地理学、博物館学。 日本民俗学会、日本文化人類学会、日本地理学会、比較民俗学会(韓国)等会員。 南阿蘇村文化財保護委員、南阿蘇村消防団班長、白水祇園岩戸神楽保存会員。 『谷人』掲載中のフランス珍道中はこちら


学術顧問 Scientific adviser
岡先生 岡 俊樹(阿蘇たにびと博物館学術顧問) Toshiki OKA
 昭和16年、栃木県宇都宮市生まれ。東京学芸大学大学院理科教育学科修了。東京学芸大学教育学部生物学教室勤務 (〜平成11年)などを経て現職。専門は動物発生学。爬虫類(特にニホンカナヘビ)を材料に、性の分化と生殖腺の形成を 研究。平成11年9月より南阿蘇村在住。日本爬虫両棲類学会、熊本野生生物研究会会員。阿蘇自然案内人協会理事。 平成18年10月より阿蘇たにびと博物館副館長、平成21年4月より同学術顧問(自然科学系担当)。

学芸員  Curators
民俗学
湯浅さん
湯浅陸雄(阿蘇ホタルの会長、郷土史家)  Rikuo YUASA 
 内牧生まれの内牧育ち、心優しき地元のお百姓さん。阿蘇谷から北外輪山の自然と郷土史の両方にお詳しく、 特に農業と牧野の知識経験は豊富で、 生涯の記憶は そのまま膨大な民俗資料でもある。元阿蘇地域牧野活性化センター活性化マネージャー。現在は環境省国立公園指導員、国立公園パークボラン ティア指導員、熊本県ふる里水と土指導員、熊本県渓流審議委員、阿蘇町自然環境審議委員、阿蘇町 史編纂委員、財団法人阿蘇グリーンストック監事、阿蘇自然案内人協会理事なども務める。
梶原館長
梶原 宏之(阿蘇たにびと博物館長・学芸員) Hiroyuki KAJIHARA 

館長の項を参照



歴史学
鷲岡和尚
鷲岡 嶺照(阿蘇山西巌殿寺住職) Reisho WASHIOKA 
 昭和53年、佐賀市生まれ。比叡山高校(滋賀県)卒、叡山学院修了。現在、天台宗・阿蘇山西巌殿寺 (阿蘇町)住職。阿蘇に帰ってきて、早6年目。最近も檀家さんや九州一円を精力的に歩き回りまく っている。石仏を磨いていたり、近くのオバちゃんにお茶をもらったり、あげくの果てにご飯をもら ったりと地元でも人気の若住職である。これまでの活動としては、「ごはんの会」なる美味しげな 集まりをつくってみたり、とにかく美味しいものをほおばったり、燻製にハマるなど趣味も多彩。 最近は、庭をつくったり竹垣をつくったりのガーデニングにも関心大。でもこのまえ観光客に「ご 住職はどこですか」と聞かれたことがひそかなショック。
今村君
今村 直樹(熊本大学永青文庫研究センター) Naoki IMAMURA
 昭和54年、熊本市生まれ。熊本学園大学附属高校卒、熊本大学文学部歴史学科卒、熊本大学大学院文学研究科(日本史研究室)修了、 名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(歴史学)。 熊本県庁文化企画課県立博物館プロジェクト班職員などを経て現職。 父方、母方の祖母は阿蘇郡久木野村、長陽村の出身。とくに母方の先祖は、明治10年の南郷谷の農民一揆に参加。 専門は日本近代史で、幕末から明治初期にかけて熊本(とくに阿蘇郡)の村落の変容が研究課題。趣味は温泉巡り、 テニス、クワガタ飼育(笑)など。

考古学
緒方徹さん現場
緒方 徹(阿蘇市教育委員会・学芸員)  Toru OGATA 
 昭和46年、西合志町生まれ。熊本県立菊池高等学校卒、別府大学文学部史学科卒。平成5〜6年、熊本県教育庁文化課嘱託 を経て、「阿蘇」というネームバリューに釣られて平成7年より阿蘇町役場(教育委員会生涯学習課)。 「専門職員としてときおり考古学の授業 で阿蘇町内の小中学校へお邪魔していますが、子供たちは素直に感動してくれます。「してくれます」という言いかたも 可笑しいのですが、きちんと学習すれば考古学の必要性や可能性を正しく理解することはできると思います。私自身も子 供たちに教えられることが多く、単なるマスコミ利用では本当の周知には繋がらないということを実感しています。 これからの考古学を皆様方と共に開拓していきたいな、と思っています」

地学
池辺さん
池辺 伸一郎(阿蘇火山博物館長・学芸員)   Shin'ichiro IKEBE 
 昭和31年、熊本市生まれ。熊本県立済々黌高校卒、鹿児島大学理学部地学科卒(岩石・鉱物学講座と地球物理学講座の2講座かけもち)。 昭和56〜59年、地質調査コンサルタント(東京支店)勤務、昭和59年11月より 阿蘇火山博物館勤務。平成12年2月より同館館長。 博物館学芸員、自然公園指導員(環境省)、自然観察指導員(日本自然保護協会)の免許をそれぞれ取得。日本火山学会会員、 日本地質学会会員、日本ミュ−ジアムマネジメント学会会員、熊本地学会会員、自然観察指導員熊本県連絡会幹事、九州地域ネットワ−ク事業推進協議会委員。

植物学
山村将護さん
山村 将護(阿蘇自然案内人協会理事)   Shogo YAMAMURA 
 昭和25年、阿蘇郡高森町生まれ。熊本商科大学(現熊本学園大学)経済学部卒。高森町教育委員会事務局長などを経て、現在高森町 議会議員。熊本県林業改良指導員、林業普及協力員、森林モニター、環境省自然公園指導員、環境省阿蘇地区パークボランティア会員、 阿蘇自然案内人協会理事。阿蘇郡内の山野草および森林に関する博識には定評がある。実家は酒屋さんで、ご本人 もうわばみ(日本酒党)として有名だったが、身体を壊されて今はお酒はNG。阿蘇を愛し、心は熱く、頭は冷静、心優しき 我らの親父さん的存在である。「観察会に来るのにノート1冊持ってこんでどうするか!やる気がみられんワイ」は厳しいながらも名言。

動物学
田上義明くん
田上 義明(南阿蘇村役場・社会教育主事)   Yoshiaki TANOUE 
 昭和45年、白水村(現南阿蘇村)生まれ。九州大学理学部生物学科代謝生理学教室卒。 専門は群集の形成要因、群集の多様性に関する研究。個体群生態学会、日本昆虫学会、日本鱗翅学会、日本環境動物昆虫学 会員。昔から種数が多いものを見るのが好きで、幼少時代は“格好良さ”ではなく “種数の多さ”ゆえに仮面ライダー、 ウルトラマンをこよなく愛した。 やがて、日本だけでも3万種といわれる昆虫の世界へのめり込む。昆虫標本は年々増え続ける。また一時は淡水魚に凝り、 講義をサボって福岡市那珂川の上流から下流までの40キロ区間を自転車で毎日のように往復し、魚捕りに明け暮れた。 アリアケギバチ、アカザ、オヤニラミなど30余種の飼育・繁殖経験あり。所謂マニア。現在は南阿蘇を一生涯のフィールド と定め、休日は「今日は何に遭遇するだろうか」という驚きを求めて山へ向かい虫けらと戯れる。
岡先生
岡 俊樹(阿蘇たにびと博物館学術顧問) Toshiki OKA

学術顧問の項を参照

学芸員補
エニー
エニー・チェン(陳怡靜)(阿蘇たにびと博物館学芸員補) Anny CHEN
台湾・台南生まれ。Fujen Catholic University卒業。 台北、アメリカオハイオ州を経て日本へ。専門は台湾茶や台湾料理、台湾旅行。 北京語・台湾語・英語の3ヶ国語を話し、現在日本語も勉強中。 当館では主にアジア関連の文献翻訳や現地視察時の通訳、アジア文化比較研究などで活躍して貰っています。



阿蘇たにびと博物館は、梶原博物事務所 が運営する博物館です。